台湾とソマリランド、代表機関を相互に設置

2020/07/02
更新: 2020/07/02

[台北 1日 ロイター] – 台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は1日、アフリカのソマリランドと相互に公式代表機関を設置すると発表した。中国政府は反発するとみられる。

中国は台湾に対する圧力を強めており、台湾と国交がある国は15カ国にとどまっている。アフリカで国交があるのは小国のエスワティニのみ。

ソマリランドとの合意文書は今年2月に調印したが、これまで公表していなかったという。

ソマリランドは1991年に独立を宣言したが、国際的には国家として承認されておらず、ソマリアの自治区と認識されている。

呉氏は、ソマリランドにはエチオピアなど8つの国と国際組織が代表機関を設置しているとし、「ソマリランドは事実上、独立国家だ」と述べた。

Reuters
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