[14日 ロイター] – カナダのバイオ医薬品開発会社のメディカゴは14日、新型コロナウイルスワクチンの初期治験を開始したと発表した。
米たばこ大手フィリップ・モリス<PM.N>も出資するメディカゴは、たばこの葉を使った植物由来のワクチンを開発。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)<GSK.L>、および米ダイナバックス・テクノロジーズ<DVAX.O>が開発した、ワクチンと共に投与して効果を高める物質「アジュバント」を利用して治験を実施した。
治験には180人の健康なボランティアが参加。13日に接種を行った。
メディカゴは2021年末までに約1億回分のワクチンを製造したい考え。当初の供給先はカナダと米国になる公算が大きいとしている。
メディカゴはケベック市に本社を置く未上場企業で、フィリップ・モリスが33%株式、田辺三菱製薬が残りの株式を保有している。
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