米政権、中国との第1段階通商合意の進捗に「満足」=カドロー氏

2020/08/14
更新: 2020/08/14

[ワシントン 13日 ロイター] – 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は13日、トランプ政権は「第1段階」の米中通商合意の進捗状況に満足していると述べた。

米中両国は15日に閣僚レベルの会合を開き、中国が第1段階の通商合意を履行しているかどうか精査する見通しだが、順調に通過する可能性を示唆した形だ。

カドロー氏はFOXニュースのインタビューで「貿易に関して、われわれはやり取りを行っており、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は今のところ進捗に満足している」と語った。

また、ホワイトハウスで記者団に対し、中国は米国商品の輸入を加速させているとの認識を示した。

米中両国は新型コロナウイルス流行や香港問題などを巡って緊張が高まっているものの、カドロー氏は「その他の問題では中国との意見の相違は大きいが、第1段階の通商合意については、われわれは履行している」と述べた。

同氏によると、ライトハイザー代表はこれまでトランプ大統領に対し、現在の中国は米国コモディティー(商品)輸出の40%以上を買い入れており、基準年となる2017年の約20%を上回っていると説明したという。

Reuters
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