大紀元時報

米ワシントンDC集会で催涙弾 「悲しい」「憤り感じる」と語る参加者

2021年01月12日 18時38分
2021年1月6日、米ワシントンDCに大勢のトランプ支持者が集まった(取材対象者より)
2021年1月6日、米ワシントンDCに大勢のトランプ支持者が集まった(取材対象者より)

「私たち支持者は、はめられたのだ」

1月6日、アメリカ各地のトランプ大統領支持者数十万人が首都ワシントンDCに集まり、大統領選挙の不正行為を抗議する大規模な集会を行った。議会議事堂の前の集会に参加したフロリダ州女性住民のレーナ・ワン(Rena Wang)さんはこのほど、大紀元のインタビューに応じた。

平和な集会に催涙弾

主要メディアは連日、トランプ支持者が議会議事堂に乱入し、上下両院の大統領選挙結果の承認作業を中断させたと批判し、トランプ大統領が「暴力行為を煽った」と非難を浴びせた。

メディアに「暴動」「暴徒」と表現されたことに、レーナさんは「傷づいている」「悲しい」と述べた。

レーナさんによると、6日午前9時から、携帯電話が「圏外」となっていた。「この状況は午後まで続いた。午後になると、支持者のスマホなどは一斉に、夕方6時から外出禁止令を実施するというメッセージを受信した」という。

「トランプ大統領の演説を聞いてから、午後2時から3時までの間、私たちは議会議事堂に向かい、議事堂から離れた芝生に立っていた。その時、大勢の人が集まっていたが、平和的に活動を行っていた」

集会に参加した中国系やラテン系のトランプ支持者(取材対象者より)
フロリダ州の州旗を掲げる支持者(取材対象者より)

「皆、議事堂のほうに向かっていた時、突然歓声が上がったのを聞いた。その方向に目を向けると、一部の人が議事堂の左側の階段から上り、議事堂に入っていくのが見えた。しかし、警官がそれを阻止する素振りはなかった。2、3分間後、銃声が聞こえた。さらに、煙が立ち上った。『何が起きたのか?誰が発砲したのか』とざわついた」

レーナさんによると、支持者たちは(警官が)銃を発砲したことが信じられなかった。しかし、しばらくしたら、警官が催涙弾を発したと支持者が叫び始めた。

「私たちが立っているところに向けて、警官は複数回催涙弾を発した。本当に驚いた。私たちは静かに立っているだけなのに。何が起きたのか知りたかったので、少し前のほうに移動した。その時、1人の退役軍人がおぼつかない足取りで歩いてきて、突然地面に倒れた。慌てて彼を介抱した。彼は催涙弾に当たり、『目が痛い、何も見えない』と訴えた。ペットボトルの水で、彼の目を洗った」

参加者らは、警察当局が発射した催涙弾に当たった男性(左)に応急手当てを行った(取材対象者より)

携帯電話に突然、警告メッセージ

レーナさんによると、退役軍人の介抱を終えたとほぼ同じタイミングで、トランプ支持者のスマホに電波が入った。同時に「緊急メッセージ:今夜6時以降外出禁止令を実施する。すべての人は直ちに離れてください」との当局の指示が表示された。

「目を疑った。私たちは愛国心で集まったのに、突然犯罪者扱いされたのだ」

「その後、ネット上で投稿された動画を見て、彼ら(議会の警官や警備員ら)が、バリゲートを取り除いて議会議事堂の入口を開けたことを知った。トランプ支持者に装ったアンティファのメンバーが議事堂の中に入った。彼らは、最初の人たちを議事堂の中に入れてから、外にいる支持者に催涙弾を発射した」

沈痛

レーナさんは、フロリダ州南部に住むトランプ支持者らとともに、大型バスに十数時間乗り、ワシントンDCの集会に参加した。支持者らは集会のために、6台の大型バスをチャーターしたという。

集会の間、レーナさんと他の支持者は「USA!USA!Do your job!」などのスローガンを「喉が痛くなるまで」叫び続け、議員らに不正疑惑の州の投票結果を拒否するよう呼びかけた。

警察当局が催涙弾を発射したことを知った支持者らは、スローガンを「Our house(私たち国民の議会だ)!Our house!」と変えて叫び続けたという。

インタビュー中で、レーナさんは涙をにじませ、「本当に悲しい。とても腹を立てている。誰かが事前に画策した罠にはめられた」と話した。

「彼らは、クルーズ議員が証拠について発言しようとした時、議会の入口を開けて、トランプ支持者に変装したアンティファを入れた。その後、トランプ支持者がやったと攻撃して、私たちの集会を完全に否定した。このやり方は中国共産党と全く同じだ」

レーナさんと仲間の女性は、フロリダ州の自宅に向かうバスの中で泣いたという。

戦い続ける

中国出身のレーナさんは、1976年4月5日の「四五天安門事件」と1989年6月4日の「六四天安門事件」の経験者だ。中国共産党政権が、この2回の大規模な民主化運動を武力鎮圧したことを身をもって体験したレーナさんは、89年8月11日に米国に移住した。

「自由のためにアメリカに来た。アメリカに渡った日、私は祖国にもう希望がないと思って泣きながら、故郷を後にした」

「アメリカで数十年間頑張ってきた。自由・民主主義の灯台であるアメリカまで凋落し、アメリカ人も自分の権利を守るために戦わなければならないことを予想もしなかった」

レーナさんは、自分の子どもたちのために戦っていくと話した。

「正義は必ず勝つ。私たちはやるべきことをやった。私たちはこれからも正義のために祈り続けていく。私は今も、トランプ大統領が最後に勝つと信じている。私たち1人1人が善の心を守り、真実を話し続けることで、この社会はきっと良くなるだろう」

レーナさんは、6日の大規模な集会に参加したことを「誇りに思っている」と述べた。

(記者・呉蔚渓、翻訳編集・張哲)
 

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