[東京 15日 ロイター] – 茂木敏充外相は15日の参院予算委員会で、同日訪日する予定のブリンケン米国務長官との会談では、中国に関する議論にもっとも時間を割くとの見通しを示した。
平木大作委員(公明)への答弁。
茂木外相はブリンケン国務長官とオースティン国防長官がバイデン政権発足後初の外国訪問先として日本を選んだことに対して「米国が日米同盟を極めて重視している表れとして歓迎したい」と述べ、「日米同盟の抑止力、今後の協力について、対面でじっくり意見交換し、すり合わせしたい」と強調した。
茂木外相はまた、ブリンケン氏との対話で一番時間を割くのは中国についてだと指摘、「中国に対して、主張すべきは主張し、一方的な現状変更の試みは日米一致して毅然と臨んでいきたい」と述べた。
同時に「日中間はさまざまな懸案事項があるが、首脳間・外相間で安定した関係を作るのが極めて重要」とも述べた。
(竹本能文)
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