ミャンマー「春の革命」、世界各地でデモ 国内では8人死亡

2021/05/04
更新: 2021/05/04

[2日 ロイター] – ミャンマーで2日、国軍の支配に抗議するデモが各地で行われ、地元メディアによると、治安部隊の発砲により8人が死亡した。

この日のデモは「世界的なミャンマーの春の革命」と題し、世界各地のミャンマー人社会によるデモと合わせて行われた。デモの主催者は「ミャンマー市民の結束の声で世界を揺るがそう」と呼び掛けた。

ミャンマー国内では、最大都市のヤンゴンや第2の都市マンダレーなど各地でデモ行進が行われた。地元メディア「ミジマ」によると、マンダレーでは2人が銃で撃たれ死亡した。

「ミャンマー・ナウ」によると、中部の町ウェットレットでは3人が死亡。複数のメディアは北東部シャン州で2人の死者が出たと報じた。またカチン・ニュース・グループによると、北部パーカンでも1人が死亡した。

ロイターは報道内容を確認できておらず、国軍の報道官はコメントの要請に応じていない。

人権団体の政治犯支援協会によると、2月のクーデター以降、治安部隊の弾圧で少なくとも759人が死亡した。ロイターはこの数字を確認できていない。

Reuters
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