バイデン氏、米ロ首脳会談でランサムウエア問題を協議=報道官

2021/06/03
更新: 2021/06/03

[ワシントン 2日 ロイター] – 米ホワイトハウス報道官は2日、バイデン大統領がランサムウエア(身代金要求ウイルス)攻撃による脅威の見直しに着手し、ロシアのプーチン大統領との会談でこの問題について取り上げると明らかにした。

サキ報道官は「バイデン大統領はランサムウエア攻撃の脅威に関する戦略的見直しに着手した」とし、国際的な食肉加工大手JBSがランサムウエア攻撃を受けた問題について、プーチン大統領と協議すると述べた。

JBSに対する攻撃は、バイデン大統領が1月に就任してから3回目のランサムウエア攻撃。JBSは米政府に対し、攻撃はロシアに本拠を置く集団によるものだった公算が大きいと報告。ブルームバーグはこの日、関係筋の話として、JBSに対する攻撃にロシアのハッカー集団「レビル(ソディノキビ)」が関与していると報じた。

サキ報道官は「バイデン氏は、こうした攻撃の停止と防止にプーチン大統領とロシア政府が何らかの役割を果たせると当然、考えている」と述べた。

バイデン大統領はプーチン大統領と16日にジュネーブで会談する。

Reuters
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