大紀元時報

ロシア軍機十数機、オランダ軍艦に威嚇飛行 電子妨害攻撃も

2021年7月1日 17時07分
24日にクリミア半島の南東沖で、ロシア軍機がオランダのフリゲート「エバーツェン」に接近(オランダ国防省)
24日にクリミア半島の南東沖で、ロシア軍機がオランダのフリゲート「エバーツェン」に接近(オランダ国防省)

オランダ国防省は6月29日、フリゲート艦「エバーツェン」が同月24日にクリミア半島の南東沖を航行するなか、ロシア軍機の15機~20機が5時間にわたって繰り返し接近したため「ロシアが公海における自由航行権を損ねた」と非難する声明を発表した。

同省によれば、ロシアの軍機による威嚇飛行により、軍艦の電子機器の混乱を引き起こした。電子妨害攻撃があったとみられる。オランダ軍大佐のジョージ・パストゥール氏は、「このような攻撃は正当な理由が一切なく、海上での無責任かつ危険な行動だ」と指摘した。

いっぽう、ロシア側によると、オランダの「エバーツェン」が公海で方向を変え、ケルチ海峡に向かい始めたと探知したため、スホイ30(Su30)戦闘機とスホイ24(Su24)戦闘爆撃機を緊急発進させたという。今回の行動はロシア領海への侵入を防ぐためだと発表した。

この事案の前日である23日には、英駆逐艦「ディフェンダー」がクリミア沖を航行中、ロシア機や国境警備隊の船から威嚇を受けている。両艦は別々に黒海をパトロールしていた。

ロシア国防省は英駆逐艦に対して、国境警備隊の船から「警告射撃を行い、爆撃機から爆撃を行なった」と発表した。英国防省はロシア側の主張するような行動はなかったと否定している。ロシアはクリミア半島および周辺海域を自国領域と主張しているが、北大西洋条約機構(NATO)は認めていない。

ロシア側の妨害を受けたオランダフリゲート艦も英駆逐艦も、晩夏に日本に来る予定の英空母「クイーンエリザベス」打撃群の一部を構成する。

(蘇文悦)

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