刺青男、米ニューヨークの法輪功ブースを襲撃

2022/02/12
更新: 2022/02/12
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米ニューヨーク市のフラッシング地区で10日、中国共産党による法輪功迫害について啓発活動を行う2カ所の路上展示ブースが、刺青のあるアジア人男性に襲撃された。同市警察は現在、捜査を行なっている。

10日の午後3時20分頃、フラッシング地区のゴールデン・ショッピングモール前のブースに、全身黒ずくめの刺青をした男が近づき無言のまま看板を殴り、迫害の真相資料が置いてあるテーブルを地面に投げつけて破壊した。

男は同日ニューヨーク公共図書館前のブースも襲撃。目撃者によると男は突然ブースのテーブルを蹴り倒したという。ブースのボランティアや通行人の制止により一度はその場を離れたものの、シャツを脱いだ状態で現場に戻り、再び破壊行為を働こうとした。

ヘイトクライム

ブースを運営するNPO法人「全世界脱党支援センター」の易蓉会長は事件を受け、「中国共産党の暴徒の悪質な攻撃を非難する」と声明を発表。米国における信教の自由を踏みにじる行為だとして、ニューヨーク市警に事件を徹底して捜査するよう求めた。

また今回の事件は中国共産党による法輪功学習者に対する「ヘイトクライム」だと非難した。

フラッシング地区における法輪功学習者を標的にした襲撃事件は今回が初めてではない。2008年には中国人暴徒によるブースのボランティアへの罵倒や暴力行為が数カ月に渡って続いた。

後に当時のニューヨーク中国総領事館・彭克玉総領事が襲撃事件に、自らが参与・策謀したことが「法輪功迫害国際調査組織(WOIPFG)」が入手した電話記録により明らかになった。

米ニューヨーク:中国総領事、中国人集団襲撃事件の策謀認める

法輪功弾圧政策を実行する中国共産党政権は過去にも、日本を含む中国国外の法輪功学習者に嫌がらせや破壊工作をしている。

2004年には南アフリカで中国共産党幹部の「人道に対する罪」の訴状を当事者に送達しようとした法輪功学習者が足を撃たれ重症を負った。香港では2019年、街頭活動の申請を終え帰宅途中だった法輪功学習者が覆面の男2人に警棒のようなもので頭部や下半身を強く殴打されている。

日本でも2008年に「全世界脱党支援センター」日本支部のボランティア・スタッフが池袋駅の北口付近で、中国人グループから暴行を受けた。

フラッシング地区の法輪功ブースでボランティアをしているマイケル・ユー氏は、今回の事件は中国共産党の「暴力団のような性質」が露呈したと指摘。党は残忍な迫害が周知されるのを恐れていることが改めて浮き彫りなったと述べた。

中国共産党政権は20年以上にわたり、法輪功学習者に対して大規模な弾圧を行ってきた。中国本土では、数百万人の学習者が収容施設に収容され、拷問や強制労働、臓器狩りなどが行われている。

山中蓮夏