トランプ氏 リトアニアへの米軍基地設置を検討

2026/10/06
更新: 2026/10/06

トランプ米大統領は10月5日、リトアニアへの軍事基地設置を検討すると表明した。リトアニア政府はこれに先立ち、関連費用を負担し、米軍の駐留に必要な条件を整える意向を公に示していた。

米政治専門紙ザ・ヒルによると、トランプ氏は同日、ネブラスカ州に向かうためホワイトハウスを出る際、記者の質問に答えた。リトアニアが米国に軍事基地の設置を招請していることについて問われると、「われわれはもちろん検討する」と述べた。また、リトアニアは米国の友人であるとし、同国を肯定的に評価した。

リトアニアのミンダウガス・シンケビチュス首相は先に、ブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、米国がリトアニアに基地を設置する意向を示せば、リトアニアは「費用を支払う用意がある」と述べ、米軍と基地建設に最良の条件を提供すると表明した。

トランプ氏の今回の発言は、米戦争省が欧州での米軍の軍事配備を再評価する中で行われた。6か月間にわたる評価は12月に完了する見通しで、主に欧州での米軍の兵力配備、軍事態勢、基地配置を検討し、北大西洋条約機構(NATO)の欧州加盟国が従来型の防衛について、より多くの責任を担うことを促すものだ。

米軍、リトアニアでのローテーション配備を再開

ロイター通信は9月22日、米国がリトアニアへの新たなローテーション部隊の派遣を確認したと報じた。リトアニアのギタナス・ナウセーダ大統領は同日、新たな米軍のローテーション部隊がリトアニアに向けて移動を始めたと述べ、同国における米軍の駐留は、抑止と集団防衛の重要な構成要素だとした。

リトアニアはバルト海地域に位置し、ロシアとベラルーシに国境を接し、ロシア本土にも近い。リトアニアはこれまで、米国が同国での駐留を継続するかどうかについて懸念を示していた。

米軍は2019年以降、通常、約1千人の装甲大隊1個をリトアニアに配備してきた。リトアニアのケーストゥティス・ブドリス外相は、米軍の配備は「より大きな規模に戻りつつある」と述べたが、今回のローテーション部隊の具体的な人数は公表しなかった。

また、エストニアのマルグス・ツァフクナ外相は9月22日、米国がエストニアでの軍事的プレゼンスを引き続き維持することを確認したと述べた。新たな米軍のローテーション部隊は11月に到着する見通しだ。

米国、ポーランドの基地計画も並行して推進

トランプ氏はこれまでにも、米国がポーランドに陸軍基地を設置する計画を進めていると述べていた。今回、リトアニアが基地費用の負担を申し出たことは、NATOの同盟国に防衛支出の増額と米軍駐留費用の分担を求めてきたトランプ氏の一貫した立場に呼応するものだ。

最終的に実現すれば、リトアニアの新基地は、バルト海地域における米国とNATOの軍事配備をさらに拡大することになる。ただし、現時点で米国は、リトアニアに恒久的な米軍基地を正式に設置する決定を発表していない。

編集責任者:李沐恩

王君宜
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