北海道由仁町で鳥インフル陽性 約6300羽を処分

2025/12/29
更新: 2025/12/29

北海道由仁町(ゆにちょう)の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、北海道は29日、遺伝子検査の結果、陽性だったと発表した。同日から、およそ6300羽のニワトリの殺処分が始まった。今シーズン、道内の養鶏場で確認された感染事例としては3例目となる。

被害規模は、道内で飼育されている産卵鶏およそ600万羽のごく一部で、卵や鶏肉の流通に影響はないとしている。鈴木直道知事は、国民に対し冷静な対応を呼びかけている。

農水省などによると、鳥インフルエンザの発生は例年、秋から春にかけて多く、日本国内では野鳥や養鶏場での感染が散発的に報告されている。感染拡大を防ぐため、発生農場周辺では移動制限や防疫措置が実施されている。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。