韓国 ホルムズ海峡の安全確保に段階的参加検討

2026/05/14
更新: 2026/05/14

13日、韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防相は、同国がホルムズ海峡での航行の安全確保に向けた活動への参加を視野に入れていると明らかにした。韓国は直接的な軍事行動には加わらず、ホルムズ海峡通航の支援や協力を段階的に進める方針である。

ロイターによると、安氏はワシントンで開いた記者会見で、11日にヘグゼス米国防長官と会談した際、韓国政府の立場を伝えたと述べた。

安氏は、「韓国は基本的に、国際社会の責任ある一員として参加する考えであり、段階的に貢献する方法を検討していく」と述べた。

安氏によると、段階的な支援の形としては、政治的支持の表明、人員派遣、情報共有、軍事資産の提供などが考えられる。一方で、韓国軍の関与拡大などについては、まだ踏み込んだ協議は行っていないと強調した。

また、いかなる決定も国内の法的手続きに従う必要があると述べた。

13日、韓国の魏聖洛国家安保室長も記者会見で、ホルムズ海峡の安全確保を支援するため、アメリカ主導の海上安全保障枠組み「プロジェクト・フリーダム」への参加可否を検討中だと説明した。

韓国船籍の船舶に攻撃

今回の米韓国防相会談は、韓国船籍の船舶がホルムズ海峡付近で攻撃を受けた翌日に行われた。

韓国大統領府は攻撃を強く非難し、現在も責任の所在を調査している。

安氏は、米当局者とこの事件について協議したと述べた。そのうえで、調査結果を踏まえ、韓国政府として対応を取るかどうかを判断すると説明した。

11日に行われた米韓国防相会談で、ヘグゼス氏は、世界的に安全保障上の脅威が高まる中、アメリカは同盟国と「肩を並べて対応する」ことを望んでいると述べた。

ヘグゼス氏は、韓国が国防費を増額する方針を示し、朝鮮半島の安全保障により大きな責任を担おうとしていることを評価した。また、韓国を、同盟国が安全保障上の責任を分担する模範だと称賛した。

安氏は記者団に対し、ヘグゼス氏が、韓国側の「条件に基づき」、できるだけ早期にアメリカから戦時作戦統制権の移管を受けたいとの立場に理解を示したと説明した。

安氏によれば、同手続きをめぐり、米側とは認識に「やや隔たり」があるものの、韓国政府は引き続き米国側に働きかける考えを示した。

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はこれまで、アメリカと合意した軍事能力に関する条件が整えば、2030年までに、同手続きを完了させる考えを公に示している。

安氏はまた、米韓同盟をめぐるその他の議題についても意見を交わしたと述べた。その中には、原子力潜水艦建造をめぐる計画も含まれる。一方、在韓米軍の削減や、在韓米軍の戦略的柔軟性については、今回の会談では議題にならなかったと説明した。