サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会のF組第2戦が現地時間20日(日本時間21日)メキシコのモンテレイ・スタジアムで行われた。W杯史上通算1千試合目という節目の一戦で、日本代表はチュニジア代表を4-0で破り、今大会初白星で勝ち点を4に伸ばした。
初戦でスウェーデンに大敗したチュニジアは異例の指揮官交代に踏み切っていた。相手の戦術が読めない中、日本は立ち上がりから主導権を握り、試合を優位に進めた。
森保一監督は試合後の会見で「どういう戦いをするか全く予想がつかない」難しい状況でした。それにもかかわらず、監督は「選手たちが相手にとらわれすぎず自分たちがやることをしっかり準備してくれ、思い切ってパフォーマンスしてくれた」と選手を称え、さらに「準備の段階でコーチ陣が何をやるべきか(プレーモデルを)落とし込んでくれた」とスタッフのサポートもねぎらった。
前半4分、日本はGK鈴木彩艶が相手のタイミングをずらしてパスをつなぐと、連係から相手ゴール前へ迫った。ペナルティーエリア左でパスを受けた中村敬斗が縦に仕掛けて折り返すと、後ろから、するすると飛び込んだ鎌田大地が合わせてゴール、日本はペースを掴んだ。
このゴールは日本人選手によるW杯史上最速ゴールとなった(従来記録は2018年コロンビア戦の香川真司の6分)

前半31分には、主導権を握り続けた日本が板倉滉の縦パスを上田綺世が受け、ペナルティーエリア右角から右足を一閃。ボールはDFの股を抜きワンバウンドしてゴール左下隅に突き刺さり2-0。上田にとって記念すべきW杯初ゴールとなった。

後半24分、田中が後方から鋭い縦パスを送ると、前線の上田がダイレクトでフリック。最終ラインの裏へ抜け出した伊東純也にボールが渡ると、伊東は背後から迫るDFを抑えつつ、GKダーメンを見据えて冷静に流し込み3点目。

後半38分には、高い位置での上田のプレスからボールを奪うと、ペナルティーエリア右の深い位置をとった佐野の折り返しに、滞空時間の長いジャンプから上田が頭で合わせ、この日2点目をマーク。4-0とした。

日本のW杯1試合4得点は史上最多(従来は2010年デンマーク戦の3得点)、4点差での勝利も日本史上最大得点差となった。マン・オブ・ザ・マッチ(ミケロブ ウルトラ ベストプレイヤー賞)には2ゴールの上田綺世が選ばれた。この結果、日本は1勝1分け勝ち点4でF組2位に浮上し、3大会連続の決勝トーナメント進出に大きく前進した。
日本は25日の1次リーグ最終戦でスウェーデンと対戦する。一方のチュニジアは連敗となり、グループリーグ敗退が決まった。
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