朝鮮半島

ミサイルで「太陽政策」を冷やかされ 文在寅大統領は態度を180度転換

2017年06月12日 00時00分

 6月8日午前、北朝鮮が江原道元山市一帯より短距離地対艦ミサイル数発を発射した。北朝鮮に対し融和的な態度を取ってきた文在寅大統領だが、知らせを聞くと「北朝鮮はもう発展の機会を失うだろう」と怒鳴りつけた。北朝鮮の度重なる挑発に対し、文政権は北朝鮮に対する態度を180度転換したと韓国メディアが報じた。

 韓国大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官によると、文在寅大統領は当日に国家安全保障会議を招集し、「北朝鮮が挑発によって得るのは、国際社会での孤立と経済的困窮だ。北朝鮮はもう発展の機会を失うだろう」「韓国政府は立場を明らかにし、国家安全保障と国民の安全を確保する上で一歩たりとも退いたり妥協したりすることはない」と発言した。

 文在寅氏は、「皆は軍隊が米韓同盟による共同防衛体制を堅持するなか、北朝鮮の核兵器およびミサイルの脅威に対応し得る核心自主な力を確保することを努力してほしい」「北朝鮮の挑発を抑制し、核問題を解決する創意的で根本的な方策を樹立」するよう指示した。

 文在寅氏は選挙活動時、今までの「太陽政策」は失敗に終わったが、北朝鮮の若き独裁者との対話の道が閉ざされたわけではないとして、ポジティブな態度を取っていた。そして当選後、極力北朝鮮を刺激しないよう行動してきた。

 しかし北朝鮮は文政権の「太陽政策」に対し冷ややかな反応を示している。6月5日、朝鮮は国連が朝鮮制裁決議案(安保理第2356号決議)を採決し韓国政府がこれを支持する声明を出したことを理由に、韓国の朝鮮支援団体の入国を拒否した。ミサイル発射もすでに4回行ってきた。

 性懲りもなく挑発行為を続ける金正恩に対し、韓国の文政権は態度を変えつつある。アメリカのトランプ大統領は一貫して金正恩政権に対し圧力を加える政策を取ってきた。そして「宗主国」とも言われる中国の態度も決して友好的とは言えない。北朝鮮を取り巻く情勢はますます緊張感を増していく。

(翻訳編集・文亮)

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