岸防衛相、カナダ国防大臣とテレビ会談 台湾海峡に関する認識を共有

2021/12/09
更新: 2021/12/09

岸信夫防衛相は9日、カナダのアナンド国防大臣とテレビ会談を行った。中国共産党の軍事的圧力を念頭に、台湾海峡の平和と安定の重要性について認識を共有した。また、北朝鮮の「瀬取り」に対するカナダの取り組みを評価した。

両大臣は地域情勢について意見交換し、インド太平洋地域における法の支配を維持・促進するため緊密に連携していくことを確認した。

東シナ海や南シナ海については、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対するとの意思を表明した。さらに、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要とのメッセージを明確に発信していくことで一致した。

北朝鮮が所有する大量破壊兵器と弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄(CVID)の実現に向けて「瀬取り」対処など引き続き連携していくことで合意した。

アナンド氏は最後に、新型コロナウイルス感染症に伴う渡航制限が解除されれば岸氏をカナダに招待すると述べた。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。
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