THE EPOCH TIMES

「シナ人」とマナー違反を批判した女性にバッシング 「反中の精日」

2018年04月23日 15時46分

中国のインターネットで、ハンドルネーム「潔潔良」というユーザーに対する批判が加熱している。「潔潔良」はこのほど、上海市で行われた映画のイベントで、参加者が大量のごみをポイ捨てしたことについて、SNS微博で「悪臭你支」(悪臭するシナ人)と批判した。「支」は日本で使われる中国の蔑称、「支那」の隠語とされている。このため、ネット上で「潔潔良」に対するバッシングが起こった。

上海ディズニーリゾートで19日、米マーベル・スタジオ製作の「アベンジャーズ」シリーズ最新作の上映記念イベントが開催された。イベントにロバート・ダウニー・Jrなど主演俳優や製作陣のほか、中国の有名芸能人も登場したため、マーベルファンを含む多くの参加者が集まった。

しかし、イベント終了後、会場にはお弁当の容器やチラシなどのごみが大量に散乱していた。中国メディアは、参加者のマナー意識が低いと相次いで報道した。

これを「シナ人」と過激な言葉で批判した「潔潔良」は一部のネットユーザーに「反中の精日(精神日本人)」「卑しい女」などと罵倒された。「潔潔良」はこうしたネットユーザーを「粉紅豚」(ピンク色のブタ、共産主義思想に染まった若者を意味する)と罵り、バトルを繰り広げ、コメントの削除を拒否した。

反撃を受けたネットユーザーは同氏の個人情報を徹底的に調べ上げ、ネット上で公開した。これによると、「潔潔良」は遼寧師範大学を卒業後、アモイ大学の環境科学関連博士課程に進学する現役の女子大学院生だ。学業優秀かつ品行方正のため、多くの賞を授与された共産党員でもある。

騒動の拡大を受け、2つの大学は相次ぎ、「厳正に調査するうえ、処分を検討する」と声明を発表した。

香港メディアの報道によると、一部のネットユーザーは、アモイ大学に対して、修士号や学籍の取り消しを要求した。さらに、「戸籍、国籍の取り消し」を求める声もある。

騒動は彼女の交際相手にも飛び火した。交際相手の氏名、勤務先までネット上で流出し、「本人はもちろん、交際相手の前途まで葬られた」とネットリンチが起こっている。

一方、「潔潔良」を支持するネットユーザーは「事実を言っただけで、なぜ反中だと決めつけるのか」とバッシングを疑問視する。

また、1人の女性に対して中傷を繰り返すこと自体が、「白磁器国(チャイナ、中国)の(人々の)デリケートでガラスのように壊れやすい心を反映した」と指摘するネットユーザーもいた。

現在、微博から「潔潔良」のアカウントは削除されている。

マナー意識について、中国の微博ユーザーが、22日仙台で開催された平昌五輪フィギュアスケート金メダルリスト羽生結弦選手の祝賀パレート終了後、ゴミのほとんどない町の様子の写真を投稿し、「パレードに約12万人が参加した。終わった後も町はきれいだ。感動した」とコメントを書き込んだ。これについて、他のネットユーザーが日中両国の意識の差を指摘した。

(翻訳編集・張哲)
 

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