国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の国際石油開発は6日、イランのアザデガン油田について、75%を保有する同油田の開発権益の65%分を国営イラン石油公社に譲渡するとともに、プロジェクトを主導する操業主体としての立場を同公社に委ねることでイラン側と大筋合意した。同社の喜田勝治郎副社長が同日夜、記者会見して明らかにした。
アザデガン油田の開発は、2004年2月に国際石油開発が開発権を獲得。ただ、イランがウラン濃縮を続けることに対する国際的批判の高まりに加え、イラン・イラク戦争で埋設された地雷除去が完了していなかったため、開発が遅れていた。
喜田副社長は、今回合意した内容についは、イラン側から提案があったと説明。受け入れたことについて同副社長は「地雷除去が遅れる中、別のプロジェクトも多くあり、経営資源配分が難しくなった」などと述べた。
イランが核開発を進めることが今回の決定に影響したかについては「国際政治の中の話で、私たちの手の届く範囲ではない」(喜田副社長)と、直接の影響があったことを否定した。
国際石油開発は、引き続き10%の権益を持ち続ける理由について、イランが石油と天然ガスで豊富な埋蔵量を持つためとしている。権益比率が10%に低下することで、当初20億ドル(約2300億億円)と見込んでいた開発費の負担割合も低下する。
[東京 6日 ロイター]
(06/10/08 18:51)
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