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動物世界にも純愛があり(Getty images)

純愛のために心中する鶏

 

【大紀元日本9月14日】

 この頃、中国浙江省余浙から雄鶏と雌鶏の恩愛の物語が伝えられている。中国『銭江晩報』によると、1カ月前、小河家園に住む任さんは、市場から1羽の雄鶏と1羽の雌鶏を買って帰った。2羽の鶏は同じ母鶏に育てられ、格好や重さなどはほぼ同じだった。

 任さんは2羽の鶏を会社の食堂の飼育場に入れて残飯で飼っていた。普段、2羽の鶏は何処へ行っても何をしてもいつも一緒だった。

 ところが、先日、暑い天気の日雄鶏は熱中症で夜中に死んだ。翌日の朝、食堂で勤務するおばさんは雄鶏が死んでいるのを見つけた。当時、雌鶏はぼんやりとして雄鶏のそばに蹲ってじっとしていた。一晩中見守っていたらしく、人がいくら促しても、雌鶏はじっとして動かなかった。正午になって、清掃のおばさんは雄鶏を埋めた。

 すると、思いがけないことが起った。雌鶏は水も飲まずものも食べずに部屋の角にじっと蹲るようになった。そして、8月23日の夕方、この雌鶏はビルの4階の窓から飛び降りた。雌鶏は痩せているし飛び降りた際に翼を広げたため、自殺は失敗した。それで、食堂のおばさんはまたこの雌鶏を持ち帰った。

 任さんは、「この鶏は意気地がないので、これまで窓に近づくこともなかった」と言った。飛び降り自殺が失敗した後、雌鶏はまたも絶食し始めた。この光景を見て、皆は二度と無理に食べさせようとしなかった…という。

 雌鶏のこういった行為は、人間で言う「心中」というものだろう。そうであれば、鶏も人間同様に感情があるのではないか。この問題を抱え、記者は動物の専門家に聞いた。

 動物の専門家である張氏は答えた。「これは間違いなく心中行為だ。動物はわれわれ人間よりはるかに忠実的だ。魚類や冷血動物を除いて、たとえば鳥類、哺乳動物はみな愛のために命を絶つ現象が見られる」張氏はさらに「動物は集団意識があるし、もし環境に変化が起きたらしばらくは馴れないのだ。鶏は頭がより簡単で思想がストレートなものだから、変化した状況に対しどうしても納得がいかなかった場合、死を選びうるのだ」と説明した。

 同氏はまた「たとえ、もう1羽の雄鶏をその雌鶏のそばに置いてあげても、雌鶏はやはり死ぬはずだ。ましてやその雌鶏は二重の打撃を受けていたのである。生まれ育った場所から移動されたのは一つの打撃で、愛する伴侶に死なれたことが致命的な打撃となったのだ」と話した。

 専門家によると、動物の心中現象は狼、豹、チンパンジー、ハト、オシドリ、ヒシグイなどによく見られる。その中で、オオカミはもっとも忠誠で節操が固いものだと言われる。というのも、狼は一生でただ一匹の異性しか愛せず、もし相手が死んだら生きているもう一匹の狼は死ぬまでその死体を見守るのだという。また、タヌキも愛情にもっとも忠誠な動物で、もし相手が見失ったら、もう一匹は一生をかけても相手を探し続けるという。

 飼育員の話によれば、優雅な白鳥はいつもカップルで行動するが、もし、相手が亡くなったら、生き残った白鳥はみな憂鬱になり、中には絶食したり壁にぶつかったりして死に、または高く飛び上がった後、突如急速に湖水に突っ込んで自殺する白鳥もいるという。

(翻訳編集・小林)


 (09/09/14 05:00)  





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