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山東省青島市で、高濃度の農薬が残留するニラが販売されていた。ニラを食べた9人が中毒に(ネット写真)

ニラから基準値以上の農薬 9人が中毒=山東省

 【大紀元日本4月13日】食の安全への懸念が広がる中国で、またも高濃度の農薬に汚染された野菜が発見された。山東省青島市で4月1日頃、ニラを食べた後に頭痛や吐き気、下痢などの症状を訴え、9人が病院へ駆け込む事件があった。検査により、ニラに残留していたのは基準値を超える有機リンで、患者は中毒にかかっていたことが分かった。現在、9人は快方に向かっている。

 汚染されたニラは、主に山東省の一部地区から出荷されたもので、青島市の朝市と夜市で販売されていた。

 8日までに実施されたニラの抜き取り検査はのべ2千回近く。このうち基準値以上の農薬が残留していたニラは1930キロで、これらはすでに処分されている。事件発覚後、青島市商工業管理所は農産物卸売市場、小売市場、スーパーマーケットなどに対し、毎日厳しい管理を行っている。

 青島市にある野菜卸売市場では、ニラの販売をすでに停止している。撫順路卸売市場の社長は8日、ニラの販売を禁止した。市民もニラを敬遠しており、しばらくはニラを食べられないと話す者もいる。

 今回の事件は、ニラ農家にも大きな打撃を与えている。青島地区のニラの主要生産地では、1千畝(1畝は6.667アール)以上のニラを出荷することができなくなった。1作目のニラは1キロ0・5元(約6・5円)だが買い手がつかない状態で、しばらくは事件の影響を受けるものと見られている。

(翻訳編集・坂本)


 (10/04/13 06:48)  





■キーワード
ニラ  農薬  青島市  食品安全  農産物  


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