印刷版   

中国、5年内に金融危機発生か=BN調査

 【大紀元日本2月9日】中国は先月、昨年のGDP成長率は10.3%と発表した。しかしこの絶え間ない経済成長に世界の投資家は、終わりが近づいていると見ているようだ。ブルームバーグが最近行った調査の結果、45%のグローバル機関投資家らが中国の経済高成長はすでに頂点に達し、5年以内に金融危機が発生すると予想していることが分かった。

 1000人の同社端末ユーザーを対象としたこの調査は、先月21日から24日の間に行われた。その結果、「中国で5年以内に金融危機が発生する」と考える回答者は全体の45%に達し、また40%が「2016年以後に危機が発生する」と予想していることが明らかになった。そのほか、全体の53%の投資家が「中国はすでにバブルの真っ只中」と見ており、特にアジア地区の投資家は60%が同様に「中国はバブル期を迎えている」と答えたという。

 「疑いもなく、中国はまさに持続不可能なクレジットドライブ型投機バブルの真っ只中にいる」と、この調查に参加したスロバキアのある通貨ストラテジックアナリスト・ハニス氏は指摘した。

 1月27日付けのブルームバーグの記事によると、米サンフランシスコにあるヴァカ・クリーク資產管理会社の投資部長サタスキー氏は、「中国はまさに銀行体系内部の巨大な大陸プレート変動に臨んでおり、極めて不安定な状態だ」と述べている。

 こうした投資家の心配とは裏腹に、中国当局は依然として外部に景気のよい話を打ち上げている。中国共産党中央政治局は、2011年の中国経済は穏健かつ急速な成長を「健全な基礎」の上で実現すると主張している。1月26日付けのブルームバーグの報道によると、中国中央銀行経済顧問・李稲葵氏はダボスでのインタビューで、「2011年の経済成長は約9.5%で、ハードランディングはない」と語った。

 一方で不動産価格の持続的な上昇は、「中国経済にとって『最大の危機』であり、中国中央銀行は上半期は順次利息引き上げを実施すべきだ」と李稲葵氏もその危機を認めている。

 中国統計局の資料によれば、昨年の中国食物価格上昇は7.2%。インフレ蔓延を抑えるため、中共当局は昨年第四半期に二度の利息引き上げを行った。インフレは中国共産党政権にとって敏感な問題だ。というのも1989年、天安門で学生運動が起きた背景には、物価の急騰が大きな要因であったとされているからだ。

 来年度の投資市場への見方として、20%の機関投資家が「中国は最悪の投資のマーケットになる」と見ており、昨年11月に同じ回答をした投資家の11%より大幅に増加した。また全体の48%の投資家は、「中国の今後2年の経済成長は大幅に鈍化する」と考えているという。

 昨年度の中国の輸入額は3兆米ドル(約246兆円)で、そのうち米中間貿易額は全体の13%を占めている。昨年11月末までの中国保有の米国国債は8千960億米ドル。中国にもし金融危機が発生すれば、世界的に広範囲の影響を及ぼすだろう。

(翻訳編集・日本語WEBチーム)


 (11/02/09 06:16)  





■キーワード
ブルームバーグ  中国経済  金融危機  インフレ  バブル  


■関連文章
  • 中国、この先5年の農産品供給が難局に(11/02/08)
  • 中国インフレ抑制不能か 米著名経済学者が警告(11/02/07)
  • 依然として危ぶまれる不動産バブルの崩壊(11/02/02)
  • 北京市の最高地価、坪1440万円 北京を売ればアメリカが「買える」か(11/01/27)
  • 2011年 中国の経済成長は減速=中国人学者予測(11/01/24)
  • 中国、ハイリスクのスペイン国債継続購入 専門家「政治目的の投資」(11/01/06)
  • 2011年の中国経済、インフレ抑制のパラドックス(11/01/05)
  • 土地売却が過熱 不動産バブル、歯止めかからず(10/12/29)
  • 中国、追加利上げ ジレンマに陥るインフレ抑制策 専門家「潜在インフレ率38%」(10/12/28)
  • 中国、3度目の 燃料価格引き上げ 12月のCPI上昇に影響(10/12/24)
  • 中国不動産の価格予測 矛盾する政府の報告書(10/12/23)
  • 来年の中国経済、「インフレと成長鈍化が基調」=英銀行報告書(10/12/18)
  • 中国のインフレ 専門家「来年上半期さらに悪化」(10/12/16)
  • インフレ抑制で政府が価格統制 食用油メーカー、大規模生産停止へ=中国 (10/12/15)
  • <中国人ブログ> 深刻なインフレ 21年前の反乱、再来か(10/12/15)