国連新人権理事会初会合、人権問題の解決は機能するか

2006/06/21
更新: 2006/06/21

【大紀元日本6月21日】新しく設立された国連人権理事会は19日、ジュネーブの国連欧州本部で初めての会議を開いた。情報筋によると、アナン国連事務総長は開幕式で、「人権理事会は国連と人類が人権問題への取り組みを新たにする良い機会」と述べた。

これまでの人権理事会は、人権侵害の最悪記録を持つ理事国が、互いにかくまい批判されないようにして来たため、国際間で強く非難された。アナン事務総長は新理事会に対して、前任理事国のように、信用を失う政治紛争に陥らないよう呼び掛けた。

米国は新人権理事会に対して、自国で深刻な人権侵害を行っている国々が理事会の構成員になることを反対し、新人権理事会に参加しなかった。新理事会は、人権侵害問題で強く非難されている中共キューバロシアパキスタンが含まれている。

47カ国からなる新人権理事会は、6月19日より30日に会議を開き、今後の人権問題などを対応する計画構築の議論をする予定。

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