中国は台湾総統選挙には干渉せず=国務院・台湾事務弁公室

2008/01/30
更新: 2008/01/30

[北京 30日 ロイター] 中国は30日、3月に実施される台湾総統選挙に干渉しないと言明したが、領土の一部とする台湾が独立を求める動きをけん制した。

独立路線をとる与党民進党を率いる陳水扁総統は、総統選挙に合わせ、台湾名義での国連加盟の是非を問う住民投票の実施を計画している。

台湾は、中国が国連に加盟した1971年まで中華民国の名義で国連に代表権を持っていたが、代表権が中国に移され追放された。

台湾は過去15年間、国連加盟を申請しているが、いずれも退けられている。

中国国務院・台湾事務弁公室の報道官は記者会見で「われわれは何度も言っている通り、台湾の選挙には干渉しない」と述べた。

しかし、ライス米国務長官らも批判している住民投票の実施計画によって、台湾海峡は「危険な時期に突入した」と警告した。

関連特集: