米中が新たな通商協議模索、追加関税は先送り=WSJ

2018/11/30
更新: 2018/11/30

[ワシントン 29日 ロイター] – 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は29日、米国と中国が来春まで追加関税の発動を停止した上で、「中国経済政策の大幅な変更を見据えた」新たな協議を行う方向で合意を探っていると伝えた。

同紙が米中双方の関係筋の話として報じたところでは、20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ週末に開催されるトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談で合意が得られるかは不透明だという。

新たな協議は、知的財産権保護や強制的な技術移転、国有企業への補助金、サイバースパイなど、米政府が中国側に解決を求める多くの問題を含む貿易上の構造に焦点を置くという。

トランプ米大統領はこの日、中国との通商交渉妥結に近づいているものの、それを自分が望んでいるかは定かでないと述べた。

Reuters
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