アメリカンとデルタ航空、中国発着便の運航停止 新型肺炎拡大で

2020/02/02
更新: 2020/02/02

[ワシントン/シカゴ 31日 ロイター] – 米アメリカン航空グループ<AAL.O>とデルタ航空<DAL.N>は31日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を踏まえ、米国と中国を結ぶ全便の運航を停止すると発表した。

アメリカン航空は同日から3月27日まで中国発着便の運航を停止すると発表。香港便の運航は続ける。

デルタ航空の米国発中国到着便は2月3日、米国到着便は2月5日が最後となる。運航停止は4月30日までとした。

アメリカン航空のパイロットを代表する労組は前日、中国線の運航停止を求め同社を提訴したと明らかにしていた。

他の米航空大手では、30日時点で、ユナイテッド航空ホールディングス<UAL.O>が一部の中国線を運休しているものの、サンフランシスコからの一部中国便の運航は継続している。

米国務省は前日、中国への渡航警戒レベルを引き上げ、ウェブサイトに掲載した通知文書で、「中国の武漢市で発生した新型コロナウイルスのため」として、国民に中国に渡航しないよう勧告した。

Reuters
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