米ウォルマートが一部店舗で火器の陳列中止、抗議運動の暴力化で

2020/06/04
更新: 2020/06/04

[3日 ロイター] – 米小売大手ウォルマート<WMT.N>は3日、米国の一部店舗で火器と弾薬を陳列を一時的に中止したと明らかにした。非武装の黒人男性が警官の拘束で死亡した事件を受けて全米で抗議行動が展開されている事態を踏まえた措置とみられている。

同社は、「われわれは慎重を期し、一部店舗において火器と弾薬の陳列を一時的に中止した。これらの品目は購入可能だが、安全な場所に保管されている」との声明を発表した。

ウォルマートは主要な都市部の多くの店舗で火器を販売していない。また一部の店舗で昨年、拳銃と自動小銃用弾薬の販売を停止した。

ニューヨークやシカゴを含む各地ではデモ隊が暴徒化して略奪や破壊行為を働き、ターゲット<TGT.N>、アップル<AAPL.O>から高級アパレルまで、小売業者が営業時間の短縮や店舗閉鎖に追い込まれている。

Reuters
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