[ジャカルタ 16日 ロイター] – インドネシアのジョコ大統領は16日、国会で施政方針演説を行い、新型コロナウイルスの流行について、公衆衛生と経済の間でバランスを取る必要があるとの認識を示した。
大統領は「新型コロナの流行で国内の経済成長は大幅に鈍化しているが、経済の構造改革が妨げられることがあってはならない」と発言。
「必要なのは、公衆衛生と経済上の利害の間で最適な組み合わせを見つけることだ」とし、先月導入した必要不可欠ではない事業の在宅勤務義務化やショッピングモールや飲食店の営業制限といった措置がバランスの一例だと述べた。
政府の新型コロナ対策を巡っては、一部の公衆衛生専門家の間で、経済を優先するためにロックダウン(都市封鎖)の厳格化を見送っているとの批判が出ている。
大統領は、こうした批判があることを認めた上で、特にまだ解決できていない問題については建設的な批判が重要だとの認識を示した。
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