ハイチ地震死者1400人超、医療施設が逼迫 熱帯低気圧接近

2021/08/17
更新: 2021/08/17

[レカイ(ハイチ) 16日 ロイター] – カリブ海のハイチを14日に襲ったマグニチュード(M)7.2の地震で地元当局は16日、死者が少なくとも1419人、負傷者が約6900人に達し、3万7312軒の家屋が倒壊したと明らかにした。

救出活動が続いているが、南部の沿岸沿いは暴風雨に見舞われ、被害が深刻な地域で洪水が発生し、作業が難航している。

特に南西部の都市レカイとその周辺が最も大きな被害を受け、地元の病院に大きな負担がかかっている。

医療施設に患者を収容しきれず、屋外に設置された仮設テントで医師らが負傷者の手当を行っている。

アンリ首相はツイッターへの投稿で、救助活動を加速させるとし、「一人でも多くの被災者に支援が届くよう10倍の努力をする」と強調した。

熱帯低気圧「グレース」の接近が予想されており、米国立ハリケーンセンターによると、グレースは地震が発生した地域に沿って接近し、17日までに最大38センチの降水量が見込まれる地域もある。

Reuters
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