台湾副総統、中国によるワクチン妨害工作を改めて非難 米国との結束を強調

2022/02/01
更新: 2022/02/01
コメント

台湾の頼清徳副総統は、中国共産党が昨年台湾への中共ウイルス(新型コロナウイルス)のワクチン取得を妨害したことを改めて非難した。ワクチン取得の困難な時期に協力した米上院議員には謝意を伝えた。

頼氏は総統特使として代表団を率いて、27日に行われたホンジュラスのカストロ大統領の就任式に出席。その後、経由した米サンフランシスコで複数の有力議員や元政府高官とオンラインで意見交換した。滞在最終日に中国のワクチン取得妨害について言及した。

台湾でウイルス感染症の流行が3桁を記録した昨年5月、蔡英文総統は中国共産党がドイツのバイオンテック社とのワクチン契約を妨害していると初めて明らかにした。中共はワクチン提供で親中世論の形成を試みたが、台湾はこれを拒んだ。蔡大統領はワクチン入手は国際的な調達・供与プログラムCOVAXか、ワクチンメーカーとの直接交渉に限るとした。

蔡英文氏が中共の妨害を非難してから2週間も経たないうちに、ダックワース米上院議員ら2人が台北を訪れ、計250万人分のワクチンを台湾に寄贈した。台湾は最終的に昨年9月、ビオンテックのワクチン契約を果たした。鴻海(ホンハイ)精密工業と台湾積体電路製造(TSMC)などが交渉役として協力した。

頼氏は28日、ペロシ米下院議長と会談し、長年の台湾支持に謝意を表明した。ペロシ氏を「人権擁護者であり台湾の親友」と例え「我々は米台関係の協力強化のために尽力する」とツイートした。29日にはダックワース氏とも20分の電話会談を行った。

また、台湾総統府の発表によると、頼氏は29日、マクマスター元国家安全保障顧問、ポッテンジャー元国家安全保障副顧問とターピン元中国問題部長ともそれぞれオンラインで会談した。軍事問題に関する面会の中で「台湾海峡の安全と安定を維持するために、台湾が適切に準備する必要がある」などの意見を交わしたという。

蘇文悦
蘇文悦