神韻が北海道に初上陸 「綺麗な心が世界を良くする」満員の劇場から感動の声続々

2024/02/07
更新: 2024/02/12

6日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、北海道の札幌文化芸術劇場hitaruで昼と夜の2公演を行った。ニューヨーク発、古典舞踊と音楽の舞台公演を通して失われた中国伝統文化の復興を目指す神韻。北海道での初となる2公演とも満員御礼となり、熱気に包まれた劇場から感動の声が届いた。

「芸術は薬の一種、心にすごくいい」クリニック院長が称賛

2024年2月6日夜、総合画像診断クリニック院長の山田有則さんとご夫人が、神韻ニューヨーク芸術団の北海道・札幌文化芸術劇場hitaruでの第二回公演を鑑賞した。(牛彬/大紀元)

この日、札幌市内の総合画像診断クリニックで院長を務める山田有則さんとご夫人が公演を鑑賞した。「美しくて綺麗で、踊りも歌も演奏も全てが良かったです。 女性は優雅で、男性は力強く、ジャンプ力や回転技がすごかったです」と称賛した。

ステージ後方の3D背景幕に広がる鮮やかな景色に演者が溶け込む舞台演出は見所の1つ。「スクリーンとダンサーが一体化するのが斬新で素敵でした」「最初は本当に衝撃を受けました。特許を取られているとプログラムに書いてあり、なるほどと思い感動しましたね」と二人は語った。

「日本とは違う中国の目が覚めるような鮮やかな色彩がもう本当に素敵で、楽しませていただきました。 新体操やバレエのような、好きな要素がたくさん散りばめられていて、芸術として素晴らしいと思いました」。芸術団のホームページには、神韻で見られる身体技法は体操やバレエに由来するのではなく、中国伝統舞踊に由来する技巧の多くが体操競技やモダンバレエなどに取り入れられていったことが説明されている。

山田夫妻は、東洋と西洋の魅力を併せ持つオーケストラの演奏に癒されたという。「オーケストラの生演奏は嬉しい驚きでした。中国楽器と西洋楽器の見事なマッチが心地よく、心身ともにリラックスできました」「癒されました。二胡は2本の弦だけであんなにいろんな音が出るのが本当に素晴らしい。音楽や芸術は薬の一種ですよね。心が穏やかになったり、感動したり、心にものすごくいい作用があります」とそれぞれ語った。

舞踊劇の演目には、神仏を敬い、徳を積み、天に回帰する、といった中国古来の道徳観が色濃く反映される。「中国では思った以上に神と人間との繋がりが強いんだなと思いました」と山田さんは語った。現代劇の演目では、危機の時代を善の心で耐え忍ぶ人々に神の救いが到来する。「モーセが民を率いてエジプトから脱出し、神から十戒を受ける物語を思い起こしました。本当の自由や真実を求める中国人が世界中にたくさんいるのだと良く分かりました」

「綺麗な心が世界を良くする」会社経営者が絶賛

2024年2月6日午後、札幌で中小企業家同友会の女性経営者部会会長を務める会社経営者の中野むつみさんが、神韻ニューヨーク芸術団の北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruでの第一回公演を鑑賞した。(王文亮/大紀元)

「最高の芸術です。踊りと音楽だけでも値段以上の価値がある上に、笑いもあれば涙もあり、ロマンスもある。そしてメッセージ性の高さ。五千年の歴史が最先端の技術で表現されていて素晴らしいです」。そう語ったのは、この日の公演を鑑賞した会社経営者の中野むつみさんだ。

「全ては心から始まり心で終わる。心を綺麗にしようとする一人一人の努力が世界を良くする。そのことを踊りと音楽だけであそこまで伝えられることに、とにかく驚きました。 踊りや音楽は心を磨いていないとできない、修行みたいなものですから、心を綺麗にしながら目指すものがあるのだろうなと思い、もう素晴らしく感動しました」

中野さんは、札幌で中小企業家同友会の女性経営者部会会長も務める。「私は若い経営者一人一人の宝物を探すということをしているのですが、結局は技術じゃなくてその人が持っている人間性に帰っていくのですよね。今日の舞台を見て、私の考え方は間違っていなかったと自信を持てたので、これからも仕事に生かしていきたいと思います」

中国に対するイメージも変わったという。「個人的には男性のダイナミックさとコミカルさにすごく惹かれました。中国の方って面白くて明るいですね。中国に対する理解が深まった感じがしました」

神韻を鑑賞する過程で心が浄化されていき、感動が最高潮に達した最後の演目で神の救済を実感したという。「冒頭からとても感動しましたが、やはり物質中心の世界で生きてきたからか、跳ねつけようとする心が出てきたんです。それが見ているうちにどんどん無くなって、素直に入ってくるようになって、後半は泣いてしまいました。最後はもう跳ねつける感じがなくなって、最高に素直な状態で最後の物語を見ることができました」

「偶然チラシを貰って、勘で『全く知らないけれどきっと行った方がいい』と思い、ネットでチケットを申し込みましたが、素晴らしいものを得たと思います。近くで見るチャンスがあったら絶対絶対行った方がいい。ちょっと遠くても、汽車に乗ってでも、飛行機に乗ってでも、見に来る価値があると思いました」

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

大紀元報道記者。東京を拠点に活動。