宮城県は7日、塩釜保健所黒川支所管内の小学校で「ロタウイルス」が原因と見られる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表。
県疾病・感染症対策課は4月18日~5月7日にかけて、児童113人と職員3人が腹痛や嘔吐、発熱、下痢などの症状を訴えた。入院や重症化した人はいなかった。
ロタウイルスは毎年3~5月にかけて、乳幼児を中心に流行し、感染力の強さから集団感染を起こしやすいとされる。県は、トイレの後や、調理・食事の前の手洗いの徹底などの対策を呼びかけている。
厚生労働省によると、ロタウイルス感染症はロタウイルスによって引きこされる感染症で、主な症状として、下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛がある。普通、5歳までにほぼすべての子供がロタウイルスに感染するとし、入院治療が必要になることもある。また、5歳までの急性胃腸炎の入院患者の内、40~50%前後はロタウイルスが原因だとしている。
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