努力と練習? ノンノン。
いま中国の一部のプロサッカーチームは、勝ちたいなら「まじない(呪いのほう)」だ! という発想を本気で実行に移してしまったらしい。
「呪い事件」
6月28日、中国プロサッカー3部リーグで、長春喜都(ちょうしゅん・きと)というチームが対戦相手の控室に「負けろ札」を貼るという珍プレーを繰り広げたことがわかった。
この日の試合前、相手チーム・山西崇徳栄海(さんせい・すうとくえいかい)の選手が控室に入ると、そこには「敕令山西崇徳栄海必敗」と書かれた黄色い札が貼られていた。つまり、「このチームは必ず負けよ」と念を込めた「呪い札」だった。
「呪われた」選手はスマホで撮影し、SNSに投稿。「技術じゃなくて呪いで勝負かよ!」「呪いで勝てるなら今ごろW杯出てるだろ」「どうせ勝つ見込みはないのだから、呪いの力で世界制覇してくれ」など、あきれと笑いが殺到し、ネットは大騒ぎになった。
この事態にサッカー連盟もさすがにスルーできなくなり、7月2日に「時代遅れの迷信行為だ」として、長春喜都に罰金3万元(約60万円)を言い渡した。が、どうやらこの“呪い戦法”、今回が初めてじゃないらしい。
ネット上には「このチーム、前にも他のクラブに同じような札貼ってたよ」との証言が次々と寄せられ、「まじない作戦」は、ただの気まぐれではなく習慣化していた可能性が浮上した。
プロチームでありながら、努力や技術ではなく「まじない」に頼る姿勢に、ファンはあきれながらも、「中国サッカーの未来、大丈夫か?」と本気で心配していた。
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