静岡県伊東市議会は10月31日、田久保真紀市長に対する2度目の不信任決議案を賛成多数で可決した。決議を受け、田久保市長は日付が変わる時点で失職する。今後の市長選への対応が注目される。
田久保氏をめぐっては、学歴詐称問題に関し、9月1日に伊東市議会が1度目の不信任決議を全会一致で可決。これを受け、田久保氏は議会を解散した。
その後、解散に伴う市議選(定数20)が10月19日に実施され、前議長で田久保氏の経歴詐称疑惑を追及してきた中島弘道氏が再選を果たした。
市長選は不信任可決から50日以内に実施される見通しで、市政は最大で約2か月間停滞するとみられる。
9月議会では会期冒頭に不信任案が可決され、以降の審議がすべて停止していた。さらに臨時会で新議長が選出された後も再び不信任が可決されたことで、行政判断が12月中旬まで進まず、来年度予算編成への影響が避けられない状況となっている。
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