トランプ大統領は1月3日、同日朝に米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、平和的な政権移行が完了するまで、米国がベネズエラを統治すると述べた。
トランプ氏は記者会見で次のように語った。
「我々は、安全で、適切で、慎重な移行が可能になるまで、この国を運営する。だから、他の誰かを就かせる形で関与するつもりはない」
「我々が望むのは、ベネズエラの偉大な人々にとっての平和、自由、そして正義だ。それには、現在米国に住み、祖国に戻りたいと願っている多くのベネズエラ人も含まれる。そこは彼らの故郷なのだ」
トランプ氏はまた、米国の大手石油企業がベネズエラに再進出するとも述べた。
米大統領は、同国を率いるチームを指名するとし、記者会見中に背後に立っていたマルコ・ルビオ国務長官およびピート・ヘグセス国防長官の名を具体的に挙げた。このチームが同国の行政運営を担うことになるという。
トランプ氏は、ベネズエラが軌道に戻るまで彼らが指導にあたると述べた。
トランプ氏はまた、ベネズエラ国民に向けて次のようなメッセージを送った。
「あなた方には平和と正義がもたらされ、長い間本来得るべきだった富の一部を手にすることになる。それはあなた方から盗まれていたのだ」
最終的に誰がベネズエラの指導者となるのかは、依然として不明だ。
ベネズエラの主要な反体制派指導者であり、2025年ノーベル平和賞受賞者であるマリア・コリナ・マチャド氏は、2024年1月、マドゥロ政権下の最高裁判所によって大統領選への出馬を禁止された。
その後、エドムンド・ゴンサレス氏がマチャド氏に代わって候補となり、物議を醸した2024年選挙を受け、米国および欧州から正当な次期大統領として承認された。
マチャド氏は声明で「1年前に国民によって選ばれたベネズエラの指導者」であるゴンサレス氏が率いる政権は、権力を引き継ぐ準備ができていると述べた。
現在ノルウェーに滞在しているマチャド氏は、スペインにいるゴンサレス氏が「最初の100時間以内」にカラカスで権力を引き継ぐ準備が整っており、「最初の100日以内」に新政権を樹立する用意があると語った。
マチャド氏はまた、国際社会に対し「法の執行」において米国と足並みを揃え、平和的な政権移行を確実にするよう求めた。
「私たちは政権を引き継ぐ準備ができている。チームも計画も整っている」と彼女は述べた。
「私たちは、マドゥロとその取り巻きによる犯罪行為について、彼らが把握しているすべての情報を全面的に開示するよう、中南米および欧州の各国政府に求めてきた。そして、彼らがその情報を持っていることを私たちは知っている」
米国、カナダ、英国、欧州連合(EU)、日本、アルゼンチン、チリなどの国々は、2024年の係争選挙後、ゴンサレス氏をベネズエラの正当な指導者として承認している。
記者会見の中で、トランプ氏はマチャド氏が将来的に同国を率いる能力について懸念を示した。
「彼女が指導者になるのは非常に厳しいだろう。国内での支持も、尊敬も得られていない。非常に立派な女性ではあるが、尊敬を集めていない」と米大統領は述べた。
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