旧正月(2026は2月17日スタート 15日間)の帰省シーズン。中国の高速道路は大渋滞――のはずが、ある男性は車の外でぽつんと立ち尽くしていた。理由はシンプルだが情けない。車内に残した愛猫に、締め出されてしまったのである。
「事件」が起きたのは、2月12日、江西省の高速道路サービスエリア。
男性がトイレ休憩のために車を降りたその瞬間、車内をうろうろしていた猫が前足でポチッ。無情にも「カチャリ」という音が響いた。
ドアは完全ロック。
鍵もスマホも、しっかり車内に置いたまま。
ガラス越しに目が合う一人と一匹。
外「……開けて?」
中「にゃ?」
駆けつけた警察も“説得”に挑戦するが、猫は完全スルー。
周囲からは「ボタンの方へ誘導して!」と熱心なアドバイスが飛ぶ。
飼い主の男性もガラス越しに必死のジェスチャー。
「そこ! そこ踏んで!」
修理業者に電話しようとした、その瞬間。
幸いにも、猫が気まぐれに歩き回り、再びボタンをポチッ。
カチャリ。
開いた。
「事件」がネットに投稿されると、コメント欄は大盛り上がり。
「結局、犯人が自分で解決してるじゃん」
「犯人がそのままヒーローになった」
「猫:まず事件を起こす。次に救う。これがスター戦略」
「猫:恩は自分で作るものです」
「猫:ヒーローになるには、まず事件を起こすのよ」
――もはや猫は策士である。
一方で、「これは心臓に悪い」
「鍵が車内とか、想像しただけでゾッとする」
「真冬や真夏じゃなくて本当によかった」
と、締め出された運転手を思いやる声も。
さらに、「だから鍵は必ずポケットに入れろとあれほど…」なぜか人生訓まで飛び出す展開に。
もちろん、「走行中に足元に入り込んだら危険」「ペットはケージに入れるべき」と冷静な指摘もあった。
笑い話で終わったが、ほんの少し状況が違えば大騒動になっていたかもしれない。
何より、無事にドアが開いて本当によかった。
帰省シーズン、渋滞より怖いのは、車内の自由気ままな小さな「同乗者」かもしれない。
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