旅行の計画もAIにお任せ。行きたい場所を伝えるだけで、観光ルートから食事まで組み立ててくれる。便利な時代になったが、その通りに行動したらどうなるのか。
中国メディアの記者が北京で実際に試したところ、散々な目に遭った。
記者は4種類のAIに「北京の晩秋の日帰り観光プラン」を作らせ、そのうち1つを実行した。
まず朝食。AIおすすめの店を探したが、指定された場所に店はなかった。同じ店の別店舗までは徒歩50分以上。仕方なく朝食を諦め、空腹のまま次の目的地へ向かった。
続いて訪れた香山では、AIが勧めたロープウェーが改修工事で運休中。雨の中、歩いて登り始めたものの、予定が詰まりすぎていて、山のふもとを少し歩いただけで次の目的地へ。
昼食も悲惨だった。AIが案内した店はまたしても存在せず、同じ店の別店舗までは徒歩1時間以上。雨で靴もズボンもびしょ濡れになり、記者は寒さと空腹に耐えきれず、観光を途中で切り上げた。
別の旅行専門AIでも、実際には案内された停留所に止まらないバスを勧めるなど、問題が見つかった。
AIの旅行案内を信じて失敗した例はほかにもある。ある男性はAIに写真展の開催期間を確認して出かけたが、到着した時にはすでに終了。往復の高速鉄道代数万円を無駄にしたという。
専門家は、AIの情報が古かったり、移動時間を楽観的に見積もったりする問題を指摘している。
AIは旅の計画を立ててくれる。しかし、現地で困っても責任は取ってくれない。 店の営業状況や交通情報など、肝心なところは自分で確かめたほうがよさそうだ。
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