米企業機密盗んだ中国人女性科学者、千人計画参加を認める

2020年08月03日 13時46分

「千人計画」に関与した中国出身の科学者、陳莉(46)は7月30日、米地方裁判所で行われたビデオ会議で、罪を認めた。陳は、他人と共謀してエクソソーム研究の小胞および小胞分離に関する企業機密を盗んだ罪に問われている。

米司法省の同日の発表によると、陳容疑者は個人の経済利益のために犯行に及んだという。

2019年7月、陳容疑者と共犯者である夫はカリフォルニア州で逮捕され、翌月オハイオ州コロンバスの連邦裁判所に出廷した。2人は、オハイオ州ネーションワイドチルドレンズ病院の別々の研究所にそれぞれ10年間勤務していた。2人は共謀して勤務先の研究所からエクソソーム研究に関する機密情報を少なくとも5つ盗んだ。2人は情報を中国に渡し、報酬を受け取っていた。

「エクソソーム研究」は、壊死性腸炎(未熟児に見られる疾患)、肝線維症、肝臓がんなどさまざまな疾患のメカニズム解明、治療において重要な役割を果たしている。

陳容疑者の司法取引の合意書によると、彼女はエクソソームの「隔離キット」を製造・販売するため企業機密を盗み、それから利益を得ていた。またキットを販売するために中国で会社を設立したことも認めた。中国国家外国専門家局や中国国家自然科学財団などの中国政府から利益を得ていた。中国政府が外国のハイレベル科学者を誘致する「千人計画」に参加していることも認めた。

謝罪書によると、陳容疑者は約140万ドル、Avalon GloboCare Corp.の普通株50万株、GenExosome Technologies Inc.の普通株400株を没収されることに合意している。

ジョン・デマーズ司法次官補(国家安全保障担当)は、「今回もまた、中国は技術開発する能力のない製品の『強奪、複製、代替戦略』の一環として、わが国の独創性と努力を盗んだ。これは孤立した事件ではないが、米国の機密窃盗事件の約60%は中国が関与している」と述べ、同様の事件への対応は「私たちの最優先事項である」と付け加えた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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