旧正月の連休中、中国・山東省の山に突然、人が押し寄せた。狙いは、数億年前の生物とされる三葉虫の化石である。
山東省泰安市東平県の琴山。SNSに「化石が掘れる」とする動画が投稿されると、一気に拡散。遠方から車で数時間かけて訪れる人もいるという。
山のあちこちで人々が岩をたたき、急な斜面を登る姿もあった。現場は発掘現場さながらだった。
一方で、足場は不安定で、崩落や転落の危険も指摘されていた。
地元警察は22日、安全確保のため山を封鎖した。自然資源の保護も必要だとして警察官を配置し「これ以上掘れば崩れる恐れがある」と説明している。
三葉虫は古生代の海に生息していた節足動物で、約5億4千万年前のカンブリア紀に現れ、約2億5千万年前に絶滅した。体が縦に三つに分かれた形が特徴だ。山東省の一部は産地として知られている。
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