ミラノ冬季五輪女子シングルフィギュアスケート決勝が2月19日に行われ、アメリカ代表のアリサ・リュウ選手が金メダルを獲得した。アリサ・リュウ選手の優勝への道が話題を呼んでおり、父のアーサー・リュウ氏は新唐人の独占取材に応じ、優勝の秘訣について「自由な環境と自由な選択こそがチャンピオンを生んだ」と語った。
中国系のアメリカ代表であるアリサ・リュウ選手は、今年の冬季五輪フィギュアスケート女子フリーでほぼ完璧と称される演技を披露し、アメリカに24年ぶりとなる女子シングル金メダルをもたらした。
アリサ・リュウ選手の父、アーサー・リュウ氏は、「当日、私はイタリアのミラノ五輪の会場にいた。試合終了後、非常に興奮していた。なぜなら、彼女は本当に完璧な演技を見せたからだ」と語った。
アリサ・リュウ選手はアメリカ代表として団体戦でも金メダルを獲得している。アリサ・リュウ選手は13歳の頃、フィギュアスケート選手権でアメリカ史上最年少のチャンピオンとなった。2022年北京冬季五輪後に一時的に引退したが2年後に復帰し、アメリカ国内の選手権と世界選手権で連覇を果たし、今年のミラノ冬季五輪でも優勝した。
また、アーサー・リュウ氏の経歴も注目を集めている。リュウ氏は1989年の六四天安門事件の学生運動で広州学生自治連合会の会長を務め、その後香港を拠点に展開された指名手配となった民主活動家らの脱出作戦「イエローバード作戦「黄雀行動」で中国を離れ、アメリカに渡航した。現在は弁護士として活動している。
アーサー・リュウ氏は、「アメリカは民主・自由・法治の社会だ。この社会の中で努力し、自身のキャリアを築きたいと思えば、そのチャンスがある。努力を惜しまなければ、誰でも成功できる。当時、中国で1989年の学生運動に参加したのも、中国に民主と自由の社会があり、基本的人権が保障されることを望んだからである」と話した。
「アメリカに来てからは、アメリカが私に第二の人生を与えてくれたと思っている。私たち新移民や次世代がアメリカ社会に貢献していることでもある」
アリサ・リュウ選手の成功の鍵について、アーサー・リュウ氏は「一つはアリサの才能、二つ目は十分な自由があること」であると述べている。
続けて、「彼女が一度引退した時、私は父親として無理にスケートを続けさせなかった。私は比較的自由な考え方の人間であり、個人の意志を尊重したかったのだ」と語った。
「今回の復帰後も、私は彼女に十分な自由を与えた。彼女は私の干渉を望まなかったので、私は全く干渉していない。これはアメリカでも、私の信念と一致する。つまり、人に十分な自由を与えることだ」
もし中国共産党の統制下であったなら、アリサ・リュウ選手のスポーツ人生はどうなっていたであろうか。
アーサー・リュウ氏は、「中国は国家主導の体制だ。すべてのアスリートはスポーツ学校にいて国家の管理下にある。彼女の才能を十分に発揮できる自由はないだろう」と述べた。
「人間の潜在能力は十分な自由の下で最大限発揮される。高圧的な環境や政治的統制の下では、いくら才能があっても、それを育てることはできない」
アリサ・リュウ選手は、もう一人の中国人選手であるアイリーン・グー選手とともに世論の注目を集めた。同じくアメリカ生まれ育ちのアイリーン・グー選手は中国代表として冬季五輪に出場している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、北京市体育局は過去3年間で、アイリーン・グー選手および中国代表でアメリカ生まれの朱易選手に対し、計約1億元(約20億円)を支払う計画を立てていた。
しかし、アリサ・リュウ選手と父のアーサー・リュウ氏はこうした誘惑に応じず、娘の育成に注力しつつ、生活を質素に保った。
アーサー・リュウ氏は、「私の立場として、娘を中国共産党(中共)の代表として五輪に出場させることは絶対にありえない。それが私の立場である」と強調。「もし中国が民主化し、自由であり、中国国民が基本的人権を持っていれば問題はない。私は中国や中国国民を非常に愛しており、まだ多くの家族が中国に住んでいる」
「しかし、中共の多くの政策には非常に不満がある。だから私の立場として、娘を中共の代表としてオリンピックに出場させることは、いくら報酬を提示されても絶対に考えない」
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