金正恩の娘の実名は「ジュヘ」か 韓情報当局 13歳で軍に関与の可能性

2026/02/24
更新: 2026/02/24

韓国紙「朝鮮日報」は、韓国政府が2月22日に把握した情報として、これまで金主愛(キム・ジュエ)と呼ばれてきた金正恩の娘の実名が金主海(キム・ジュヘ)であると報じた。この情報は現在も確認中だが、彼女の身分をめぐる議論が再び注目を集めている。

さらに注目すべきことに、情報当局が把握している手がかりによると、この13歳の少女が北朝鮮内部で「ミサイル総局長」に相当する役割を担っている可能性がある。表向きには同ポストは張昌河(チャン・チャンハ)が務めているが、金正恩の娘がすでに軍から報告を受け、指示を出しているとの見方もあるという。

韓国国家情報院は12日、国会情報委員会への報告で、彼女が一部の政策に意見を示す動きを確認したと説明した。現在は「後継者内定段階」にあると分析している。

振り返ると、2022年11月、北朝鮮メディアは大陸間弾道ミサイル「火星17」の発射現場で初めて金正恩の娘の存在を公式に確認した。当時、公式メディアは彼女を「愛する」子弟と表現したが、その後名前が報じられることはなかった。

このように報道を控える手法は、金正恩が後継者として登場する前の状況と似ている。金正恩自身も、2010年9月に「人民軍大将」として正式に後継者となるまで、名前は公に報じられていなかった。

「ジュエ」という名前が最初に外部に知られたのは2013年で、北朝鮮を訪問した元NBA選手デニス・ロッドマン氏が英メディアのインタビューで、金正恩の娘「ジュエ」を抱いたと語った。その後、脱北した元当局者も、金正恩が娘の名前をジュエと呼んでいたと証言しており、「多く人の愛を一身に受ける」という意味だとする。

ただし名前については異なる説もある。ジュヘ、ジュレ、ジュヒなどで、後継者内定後に改名する可能性も指摘されている。脱北者の一部は、祖先や重要人物と同じ音の名前を避ける「避諱」の慣習が影響していると指摘する。

金一家での改名は珍しいことではない。証言によれば、金正恩はもともと「金正雲」と呼ばれていたが、後継者に内定した後に現在の名前に変更した。そのため、金正恩の娘の名前をめぐる動きも、後継体制を読み解く手掛かりの一つとして注視している。