米トランプ大統領は3月3日、イラン攻撃のための米軍基地使用をスペイン政府が拒否したことを受け、米ベセント財務長官に対し、スペインとの通商関係を断つよう指示したと明らかにした。
トランプ氏は同日、ホワイトハウスで行われたドイツのメルツ首相との首脳会談の場で、「スペインは我々に基地の使用を認めないと言った」と明かした。
「望めば使うことはできる。飛行してそのまま使用することも可能だ。だが、我々にはその必要はない。彼らは非友好的だったので、こちらから望まないと伝えた」と述べ、不快感をあらわにした。
これに先立ち、スペインのアルバレス外相は2日、現地メディアのインタビューで、イランに対する現在の作戦を支援する目的でアメリカ軍がスペイン国内の基地を使用することは認められないとの立場を示した。
アルバレス氏は「スペインの基地は今回の作戦には使用していないし、アメリカとの合意に含まれていない活動、あるいは国連憲章に合致しない行動のために使用されることはない」と強調した。
3日に行われたホワイトハウスでの会談で、トランプ氏はスペインの基地使用の拒否に繰り返し不満を示すとともに、スペインがNATOにおける防衛費負担の増額に消極的である点についても批判した。
トランプ氏は「我々はスペインとのすべての貿易を打ち切る。スペインとは一切関わりたくない」と述べ、強硬姿勢を打ち出した。
さらにトランプ氏は、イギリスに対しても不満を強めていると語った。3月2日付の英紙「テレグラフ」のインタビューで、イギリスがインド洋のディエゴガルシア基地の使用をイランへの軍事攻撃のために認めなかったとの報道を受け、「非常に失望している」と述べ、キア・スターマー英首相への不満を示した。
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