中国 何がダメなのか分からない現場判断

伝統衣装着ていたら地下鉄で足止め 中国・上海

2026/04/25
更新: 2026/04/25

上海の地下鉄で、伝統衣装を着ていた女性が乗車を止められた動画が拡散し、議論が広がっている。

4月20日、唐の時代風の中国の伝統衣装(漢服)を着た女性が動画を投稿し、「地下鉄に乗ろうとしたところ、係員に『奇抜な服装は乗れない』と止められた」と不満を訴えた。

動画では、女性が伝統的な髪飾りをつけた姿で駅に入り、地下鉄に乗ろうとしたところ、係員に呼び止められ、その場で乗ることができなかった様子が映っている。女性は、市内で開かれた漢服イベントの帰りだと説明し、確認するよう求めたが、係員は受け入れず、そのまま通ることができなかった。

同行者も「私たちは中国人、これは伝統衣装だ。なぜ地下鉄に乗れないのか」と不満を示し、現場は一時、言い争いとなった。動画では、その後どうなったのかまでは確認できない。

過去にも同様のケースがあり、2024年にはコスプレ姿(漢服の要素を含む)の女性が地下鉄で止められた際、SNSで大きな話題となった。今回も同様に動画が拡散し、議論が広がった。

漢服は中国の伝統文化だとして、係員の対応を批判する声が目立ち、「知識がない」「過剰な対応ではないか」といった指摘が相次いだ。また、「係員への文化教育を強化すべきだ」「漢服を他の奇妙な服装と誤解しないようにすべきだ」といった声も上がっている。

近年、中国では伝統衣装を見直す動きが広がっている。インターネット上では漢服を紹介する発信者も多く、伝統文化を広める活動として評価されているほか、各地で関連イベントも開かれ、多くの人が参加している。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!