「この地域では購入できません」
中国で今、ある高級ブランドが特定の地域を「丸ごとブラックリスト化」しているのではないかとして、話題となっている。
注目を集めているのは、イタリア高級ブランド「ミュウミュウ(Miu Miu)」。その公式通販では杭州(こうしゅう)の一部地域を配送先に指定すると、「この地域では購入できません」と表示され、注文できなくなる。
「ブラックリスト」に載ったのは、「盈豊街道」「西興街道」「四季青街道」など、人気配信者や撮影スタジオ、ライブ販売会社が集中する、ライブ配信ビジネスで有名な地域だ。
原因については、「高級ブランド品を買い、着用して撮影した後に返品する人が多すぎるためではないか」との見方が広がっている。
高級ブランドの商品は、一度でも開封や試着をされると新品として再販売しにくくなる。ブランド側は、返品処理やクリーニング、値下げ販売などで大きな損失を抱えることになる。
ただ、悪質な返品利用者だけを見分けるのは難しい。そのため、「返品が多い地域ごと制限したのではないか」とみられている。
こうした対応について、中国ネットでは「普通の住民まで巻き込むのはおかしい」「地域差別ではないか」と反発する声が出る一方、「ブランド側も限界なのだろう」「確かに悪質な返品が多すぎる」と理解を示す意見も出ている。
数日前には、フランス系高級ブランド「サンローラン」でも、同じ杭州の地域で注文制限が確認されていたが、その後、制限は解除している。
中国では今、「買って撮影し、すぐ返品する」という行為が通販業界全体で問題化している。今回の騒動は、ライブ配信ビジネスの裏側を映し出す出来事として注目を集めている。
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