中国で今、赤ちゃん用の紙おむつをめぐる大騒動が起きている。
発端は6月18日、官営系メディアが「複数の有名ブランドの紙おむつから有害物質が検出された」と報じたことだった。
報道では、長期間使用していた赤ちゃんの体内から高い数値が確認と指摘、多くの保護者がパニックに陥った。自宅に買い置きしていた紙おむつを捨てたり、店頭から商品が姿を消したりする事態にまで発展した。
ところが翌日、事態は急変する。
メーカー各社が「安全性に問題はない」と一斉に反論。さらに記事に登場した病院や専門家も「そんな研究はしていない」「取材内容が事実と違う」と報道内容を否定した。
すると世論は一転し、「記事そのものがデマだったのではないか」と記者への批判が集まり始めた。
しかし、その日の夜、今度は記事を書いた記者が反論した。「専門家は病院幹部から圧力を受けて発言を撤回させられた」と主張し、その証拠だという録音データまで公開した。
こうして、わずか48時間の間に話が何度もひっくり返る異常事態となった。
そして現在も、「赤ちゃんが毎日使う紙おむつは本当に安全なのか」という最も重要な疑問だけが置き去りにされている。
中国のネット上では、「誰が嘘をついているのかではなく、まず安全性を調べてほしい」「なぜ誰も子供のことを考えないのか」といった怒りの声が広がっている。
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