警官を狙ったテロか、バスターミナル爆発 ジャカルタ

2017/05/25
更新: 2017/05/25

インドネシアの首都ジャカルタ市で5月24日午後9時ごろ(現地時間)、混雑するバスターミナルで爆発が発生した。報道によれば、実行犯2人と警察官3人が死亡、警察官5人と市民5人が負傷した。国家警察副長官は記者会見で、現時点では自爆テロとみている。

警察によると、爆発は立て続けに2回発生した。また、22日に英国マンチェスターで起きた自爆テロや、過激派組織との関連は不明だという。警察官の犠牲者が多いことから警察組織を狙ったテロ行為との見方がある。

日本の外務省は、ジャカルタに渡航予定・滞在の邦人に、「現場付近には決して近づかない、最新の関連情報の入手に努める」など、不測の事態に巻き込まれないよう安全に注意するよう喚起した。

テロの標的となりやすい人が集まる場所、例えば、宗教関連行事(金曜礼拝を含む)・施設、警察関連施設、交通機関、観光施設、デパートや市場など。また周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に注意を促している。

(編集・甲斐 天海)

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