ロシアのハッカー、米電力会社ネットワークに昨年侵入=WSJ

2018/07/24
更新: 2018/07/24

[23日 ロイター] – 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は23日、米政府当局者の話として、ロシアのハッカーが昨年、米電力会社のネットワークに侵入していたと報じた。ハッカーの活動は現在も続いている可能性が高いという。

米国土安全保障省の当局者がWSJに明らかにしたところによると、ネットワークに侵入したのは「ドラゴンフライ」や「エナジェティック・ベア」と呼ばれる、ロシア政府とつながりを持つハッカー集団。

ハッカー集団はスピアフィッシング・メールやウォータリングホール攻撃など、ターゲットにパスワードを入力させる従来型の手法で企業のネットワークに侵入し、電力供給網にアクセスする認証情報を入手した。

WSJによると、国土安保省は状況説明を行う方針で、ロシアが攻撃を自動化しようとしているかどうかを示す証拠を探っている。捜査関係者はWSJに対し、ハッカー集団による侵入がより大規模な攻撃の準備を目的としたものかは明らかでないと語った。

国土安保省はコメントの求めに応じていない。

Reuters
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