豪州情報機関、中国共産党によるスパイ活動を調査

2005年06月10日 22時56分

 【大紀元日本6月10日】豪州法務長官フィリップ・ラドック氏は、豪州情報機関が、中国政府のスパイによる情報活動を、現在調査していることを明らかにした。

 豪紙「ザ・オーストラリアン」6月9日の報道によると、中国共産党官僚が二人亡命したことで、豪州における中国共産党のスパイが千人以上活動しているとされ、豪州政府は、前中国外交官・陳用林氏(37)と前国家安全局職員・カク鳳軍氏(32)が、提供した情報を精査している段階であると報じた。

 ラドック法務長官は8日夜、豪州ABC放送の番組「レイトライン」で、「これらの公開された情報を知らず行動も取ってないと、中国共産党が思っていたら、その考えはあますぎる。豪州の情報機関がこれら情報について、調査しないと理解することも、大間違いである」と表明した。

 カク氏と陳氏は現在、豪州政府に政治亡命の申請をしている最中である。彼らは、自分たちがもし帰国すれば、生命の保障がなく脅威を感じているという。

 カク氏は、中国国家安全局に勤務していたときの関連情報をMP3プレーヤに保存し、豪州移民局に提供した。

 ラドック法務長官は、両氏による政治避難の申請は、正常通りに処理されるはずであり、安全保護を申請することもできると述べた。

 労働党は8日夜、「政府は、反テロ工作に専念するあまり、このような反スパイ情報活動が、影響を受けたかどうかについて、調査すべきである」と牽制した。

 また、法務長官は、陳用林さんと一緒に、ある中国人男性と面会したことがあるという事実を明らかにした。その男性の息子さんは、1999年から2000年の間に、豪州に留学していたが、中国当局は、父親を中国に帰還させるために、息子さんを拉致し、脅迫したという。

 最後に、ラドック氏は、陳用林さんらの亡命申請を判断するひとつとして、情報の信憑性についての調査が行われると強調した。
 

(記者・陳俊村)

 

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