中国の臓器売買と人体標本の疑惑を語る一体の人体標本

2006/03/21 08:28

 【大紀元日本3月21日】ドイツのナチス後裔ギュンター・フォン・ハーゲンス氏は中国大連で世界最大の人体標本製造工場を経営している。1500万ドルを投資したハーゲンス氏の大連での「遺体工場」は約3万平方メートルの敷地面積で、看板は掲げていない。工場は現在更に規模拡大の建設を行っている。胎児を含め様々な年齢層の人間の遺体をプラスティネーション実物標本に製作し、世界各地で展覧会を開いている。この商売でハーゲンス氏は、9億ドル以上の利益を得たという。

 「ハーゲンス氏人体標本展」の中、最も論議をかもし出したのは、妊娠中の若い女性と腹中の8カ月胎児の標本。中国の法律では、妊娠中の女性には、死刑を実施することはできない。また、事故死の場合、死者の遺体を大事にする文化の中国では遺族は親子の死体を人体標本にすることを承認するとは考えにくい。この親子はどのような経緯で人体標本になったのか。この女性の遺体標本を含めて、「ハーゲンス氏人体標本展」に展示されている大量の人体標本を製作するための遺体は、一体どこから来たのだろうか?

 世界の臓器移植中心となっている中国

 2006年3月5日、中国紙「長春日報」の関連紙「影視図書週報」19版は、「中国が世界の臓器移植の中心地となった」と題する文章を掲載した。この記事は、天津市第一中心医院で肝臓移植を受けた韓国人患者の例を取り上げ、「韓国では夜空の星を摘み取るほど生態肝移植(健康者の肝臓の一部を移植する)を受けるのは困難だが、中国では、『品質極上』の肝臓を丸ごと、安易に入手できる」と患者の「感激の声」を伝えている。

 「影視図書週報」の報道には、韓国人患者の家族の話が引用されている。「天津で検査を受け、一週間後にはすぐ適合する臓器が見つかった」という。そのほか、「概ねの統計によると、この3年間で約3千人以上の韓国人が中国で臓器移植を受け、その他の国の患者も毎年千人以上が中国を訪れている」「イスラエルの新聞報道によると、毎月約30人のイスラエル人が中国で臓器移植を受けている」と報じた。

 一方、韓国紙「朝鮮日報」は、「大韓臓器移植学会」の情報を引用し、「1999年から2001年までに計7人の韓国人患者が中国で臓器移植を受けたのに対し、2002年から患者数が急激に増加した。北京のある臓器移植機構の責任者は、中国各大都市の有名病院で臓器移植を受ける韓国人の患者数は毎月70~80人おり、全国合計で年間1千人以上に達すると明かした。そのほかにも多くの国の患者が中国に駆け込んでいる」と報じた。

 さらに「大韓臓器移植学会」の総務理事で、ソウル大学の病院に在職する河鐘遠氏は、学会が調査した人数は「氷山の一角」にすぎず、実際に中国で臓器移植を受けた韓国人患者はもっと多いだろうと述べた。

 臓器提供者は20代、30代の若者

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