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6月完全失業率は4.2%に上昇、女性の新規求職増で
総務省が午前8時30分に発表した労働力調査によると、6月の完全失業率(季節調整値)は4.2%で、5月の4.0%から上昇した。ロイターが事前にまとめた民間予測調査では、4.0%との予測が多かった。
6月の失業率は、女性の失業率が前月比0.4%ポイント上昇して4.2%になったことで押し上げられた。総務省によると、労働市場に新規参入して職探しをする人が増えたほか、自発的離職が一時的に失業を押し上げたことなどが影響した。こうした動きは景気改善時によく見られるという。
こうした点を踏まえて同省は雇用について「若年層の失業率が高く、厳しさが残るが、雇用者、就業者とも前年比で増加しており、有効求人倍率を併せてみても、改善傾向は変わらない」と指摘した。
また民間エコノミストからも「有効求人倍率は上昇しているので企業の雇用状況が特段悪くなったという状況ではないと思われ、失業率の上昇だけをもってして景気が悪くなったと判断するには早すぎる」(三井住友銀行・市場営業統括部の山下えつ子チーフ・エコノミスト)との声も聞かれた。
厚生労働省が同時に発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍で、5月の1.07倍から0.01ポイント上昇した。1992年7月以来の高水準となった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測では1.07倍と1.08倍で見方が分かれていた。
正社員有効求人倍率は0.58倍となり、前年同月比0.05ポイント上昇した。6月の有効求職者数(季節調整値)は前月比0.3%減、有効求人数(同)は前月比0.8%増だった。
景気の先行指標となる新規求人数は、前年比で3.5%増だった。産業別にみると、増加したのは医療・福祉(前年比13.1%増)、教育・学習支援業(10.4%増)、サービス業(6.3%増)、運輸業(4.2%増)、製造業(3.4%増)、情報通信業(2.6%増)だった。減少したのは建設業(6.5%減)、増加から減少となったのは飲食店・宿泊業(0.8%減)、卸売・小売業(0.1%減)だった。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、愛知県が1.92倍で最も高く、青森県が0.44倍で最も低かった。東京は1.68倍だった。
[ロイター7月28日=東京]
(06/07/28 12:57)
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