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公開状に連署した中国民主活動家たち(大紀元)

在外の中国民主活動家、連名公開状でチベット武力弾圧を非難

 【大紀元日本3月19日】チベット人への中国当局の武力弾圧が徐々に明るみになる中、国外在住の中国民主人権活動家約60人は3月15日連名で公開状を公表した。中国共産党が武力でチベット人と僧侶を弾圧する行為は、オリンピック主催国に相応しくないと指摘、国際社会に対し、「我々の沈黙は自分自身への非難になる」と訴えた。また、「中国民主運動海外聯席会議」も同日に声明文を公開、国際社会に対し、中国当局に圧力をかけるよう呼びかけている。

  楊建利氏や、胡平氏、厳家其氏、盛雪氏など約60人の中国人民主活動家は上記の公開状で、「中国当局は全世界が注視する中、チベット人を引き続き殺している。このような行為は人類の尊厳に対する公然なる無視で、極めて破廉恥である」「今回の武力行為は孤立の事件ではない。中国当局が十数年前から、公然とチベット文化を計画的そして乱暴に破壊してきた結果である」「中国においては、いかなる法的理由もないのに拘束、監禁されている人々がいる。このようなことは毎日発生している・・・人々は土地が奪われたり、思想・言論の自由が剥奪されたりしている」などと記し、国際社会の良識のある人々に対し、「このような中国当局の行いがオリンピックの主催国に適しているかどうか」と疑問を呈した。

 また、公開状には、「我々はどうのように反応すべきなのか。オリンピックの金メダルでこのような弾圧を祝福するのか。『イエス』と答えた方々は、北京五輪に訪れる際にぜひチベットのラサ市にも行き、無実のチベット人と僧侶の横たわる遺体を跨いでください。彼らの唯一の罪は自分たちの信仰と生活スタイルを守ろうとしていた」「歴史の教訓がすでに教えてくれた、我々は沈黙を持って対処すべきではないのだ。我々の沈黙は自分自身への非難になる。我々の沈黙は中国当局に次のようなメッセージを送っている。『あなたたちは、自国民の人間として有するはずの権利と利益を踏み躙りながら、オリンピックの開催を通して利益を得てもいいのだ』」などと書き記されている。

 同公開状は、米国政府に対し、中国を人権記録の最も悪い国のリストから除名するとの決定を撤回するよう求め、ブッシュ大統領に対し、「殺されたチベット人の遺体の前で、自分はスポーツファンとして北京五輪に訪れることを告げてください」とのメッセージを発した。

 著名の民主活動家、米国在住の魏京生氏が率いる民主団体「中国民主運動海外聯席会議」は同日に声明文を公開、「チベットにおいては、自由を求める抗議の声が再び武力弾圧に遭った。国際社会が2008年北京五輪に注目する最中に、中国共産党政府は自由と平和を望む民衆の声に、再び鉄拳で答えた」などと述べた。

 また、同団体は国際社会に対し、中国当局に圧力をかけることを呼びかけ、「人情と道理をわきまえている政党と接するときに、我々は合理的な方式で交渉すべきだが、中国共産党のようなごろつき同然の政権には、十分の圧力を講じないと、実効果を得るのは不可能」と進言、国際オリンピック委員会のロゲ会長がオリンピック精神を軽視していると非難した。

 インドのチベット亡命政府は未確認情報として約100人あまりのチベット人の死亡を示唆した。

 
(記者・イッペイ、翻訳・叶子)


 (08/03/19 01:29)  





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