【大紀元日本1月10日】何かと暗い話題の多い現代社会だからこそ、このような本が必要なのかもしれない。
過度のストレスが心身を蝕むことが医学的に明らかになっているように、ネガティブ思考の人間は、幸せになれないことが様々な調査から分かっているという。日本にも、「笑う門には福来たる」という言葉があるが、それを科学的に検証した例が紹介されている。例えば、笑顔にはストレスホルモンの分泌を抑え、エンドルフィンなど幸せをうながす化学物質や免疫力を高めるT細胞を生み出す効果があり、筋肉を弛緩させ、痛みを和らげ、治癒の速度を上げる一方、顔をしかめるとコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンといったストレスホルモンが分泌され、高血圧や免疫機能の低下が進み、不安やうつ状態に対する抵抗力が弱まることがわかっているという。そして、20年以上にわたる調査から、幸せを感じている人は平均的な人より風邪を引く割合が35%少なく、インフルエンザに対する抗体が50%も多くつくられるそうだ。
米紙ニューヨーク・タイムズで、ベストセラー第1位として取り上げられるなど超売れっ子の講演家である著者は、ヒマラヤの奥地で質素な生活を送ってみたり、あらゆる自己啓発セミナーに参加したりして「本当の幸せとは何か」を追求してきたという。そんな著者がたどり着いた結論は、「人が幸せかどうかは、その人の思考回路によるものであって、環境要因はほとんど関係ない」。ポジティブな人は、どんな境遇にあっても幸せだし、ネガティブな人はたとえどんなに恵まれていても不幸なのだ。そんなこと、当たり前なのだが、この「当たり前」のことを、私たちは忘れているのかもしれない。著者が参加したあるセミナーでは、言い訳・不平・グチ・後悔を口にした人は皆、罰として箱に2ドル入れていくことになった。開始して早々に遅刻した著者は、「モーニングセットの列がなかなか進まなくて・・・」と口走って2ドル、「この部屋は何て寒いの!」でまた2ドル・・とどんどん払っていくことになり、3日間のセミナーで罰金箱は一杯になったそうだ。つまり、私たちは被害者意識を持つ習慣があるのだ。この悪癖を直し、自由・解放感・喜び・感謝などの感情を常に持つことができると、エネルギーが拡大し、自分を幸福にさせる人(物)が周りに引き寄せられてくると著者はいう。
単なる自己啓発の本とは違って、さまざまな「幸福度」を、科学的に紹介しているのが面白い。どうやったら「ネガティブ脳」を「ポジティブ脳」に変えることができるのか?
シンプルで実行可能な方法が、この本には書かれている。
(牡丹)
(09/01/10 00:42)
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